ハリケーンが過ぎ、すっかり秋めいたノバスコシア州。
小中高校に通い始めた留学生の皆さんも、お友達が出来た~!と早速写真を送ってくれています。
そんな中、ハリファックス近郊の多くの高校といくつかの小中学校では、明日の夜6時ごろから「カリキュラムナイト」が行われます。
「カリキュラムナイト」って何?
疑問を持つ方が多いと思うので、簡単に説明しますね。
「カリキュラムナイト」の夜は保護者が学校に出向き、まずはカフェテリアなど広い場所で集まり、校⾧先生の挨拶があったり、ガイダンスカウンセラー(進学について、また単位に関する相談などできる人)などの紹介があります。
今回は、高校生の生徒さんの例に沿って詳しくご説明します。
小中学校の場合は、カフェテリアや体育館で話を聞いた後、担任の先生の部屋に行って担任の先生からの話を聞くだけです。同じ日にアイスクリームソーシャルと言って、$1 ほどでアイスクリームを保護者会が売り、それを遠足や何かのファンドレージングにされている学校もあります。
高校生を持つ保護者:家で前もってスクショを撮ったり、印刷してきた我が子の時間割を手に、その部屋番号を探して動きます!
この時間割は、Power School のParents Portal に入ると見れます。
https://www.hrce.ca/about-our-schools/parents/powerschool
このリンクから、スクールボードのサイトに入り、赤字のClick Here をクリックしてください。
User Name は保護者のメールアドレスです。初めて入る方は、パスワードを作らなくてはいけません。
また、自分のお子さんのスチューデントナンバーなど必要になるかと思われます。
Power School が開けたら、Mi Schedule のMetrix Views を開き、現在の基本となる時間割を入手してください。
S1 とS2 がありますが、S1(セメスター1)が前期です。また後期にもカリキュラムナイトが行われます。
高校にもなると、かなり広い建物になりますが、1 階が100 番台、2 階が200 番台といった番号が振り分けられているので、その番号を目印に、1 限目から4 限目までの教室を動きます。
兄弟姉妹がおられると、すべての教室は回れませんので、大事だと思われる順位付けをしてください。
一番大切なのは、お子さんの苦手教科だと思います。
わずか15 分ほどの時間しか各先生に与えられた時間がないので、個人的な質問は「Parent/Teacher(個人面談)」まで待つか、メールをくれと言われます。
カリキュラムナイトでは、どんな項目の授業をするか、課題や提出物の期限などに関する先生の思いやルールを話されますので、メモっておきましょう。大抵の先生は、自身が話内容を紙に書いて手渡してくれます。
カリキュラムナイト後、分からない点があれば、メールで弊社に問い合わせてください。
また単位取得のために必要な点数、点数配分なども話されます。
そこで気づかれるはずですが、ノバスコシア州の高校では、中間テストや期末テストの点数だけで成績が付くわけではありません。課題の提出、授業態度、発表、クイズ(小テスト)などが全体の70%~80%を占めるはずです。期末テストは大きくても30%の割合だけになります。となると、日々の努力が見られれば、成績が単位を落とすほどになるはずがない状況です。
質問は、ランチタイムや放課後にエキストラヘルプをしています。とか、課題の提出にもっと時間が必要な時には、期限になる前に必ず自分から先生に交渉するように!など話があるはずです。
「分からないことは恥じゃない」でも、「分からないことをそのままにしておくのは、恥だ」と良く耳にします。
母国語が英語じゃない生徒さんたちが最初からわかるはずありません。
どんどん質問できるよう、個々の性格を見ながら、どんな時間に先生や友達に質問すればよいか、保護者からも教えてあげてください。では、良いカリキュラムナイトを!